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GTCC(ガスタービンコンバインドサイクル)で脱原発

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原発は、安全にならない

私は技術畑の人間なので、技術の進歩や安全工学について、いままでいろいろ考えを巡らせてきた。原発について言えば、原発は安全にならないだろうと思う。理由はいろいろある。


まず第一に、実物大の実験ができない。たとえば、原発の冷却系統が故障すると、緊急炉心冷却装置(ECCS)というものが作動して、原子炉を冷却することになっているが、この作動実験は、ほとんど全て、失敗している。失敗しているにもかかわらず、ないよりあったほうが良かろうということで、付いているという、飾りやおまじないのようなものである。その他、安全対策を講じようにも、破壊実験などが大掛かりになってしまうので、できないのである。

そこで、コンピュータに数字を入れて、仮想実験するわけだが、御存知の通り、コンピュータの解析結果というのは、どうにでも作ることができてしまうので、信用できるわけがない。コンピュータで危険となれば、危険だろうが、安全だという結果が出た場合は、それを鵜呑みにする事はできない。 【原発安全神話DDD】





第二に、事故の教訓が生かされない。
技術というのは、事故や失敗の教訓から、進歩するものだが、原発の場合は、それができない。なぜなら、事故や失敗の影響があまりにも大きすぎて、いろいろ、困るのだ。

私の経験から言わせていただければ、重大な事故が起こった時ほど、事後に書かれた事故調査報告書は、信用出来ない。

事故調査報告書は、事情聴取を重要な手がかりにするが、作業員や責任者は、責任や影響ががあまりにも大きい時は、正直に聴取者に答えないのである。仲間をかばうので、嘘の物語を作って、誰も傷つかないように、口裏をあわせてしまう。原発事故のようなものは、事情聴取までに、時間がかかる場合が多く、専門家以外分からない事柄も多いので、嘘をついてもほとんどばれない。通常、天災や野生動物(ねずみ、蛇などの施設内への侵入)の責任に転嫁する。
いわく、津波が想定外の大きさだったとか、電線をねずみがかじったとか。。。それでも、どうしても、失敗が隠し切れない時は、下請け作業員のミスということにする。下請け作業員は、自らミスを認め、人身御供となる。以上のようなことは、原発村ではよく知られたことであろうから、事故調査報告書を鵜呑みにするものはいないだろう。

ということで、小さな失敗から大きな事故まで、事後に書かれた事故調査報告書が嘘八百になる可能性のほうが高く、事故の全容解明は行われず、事故の教訓は生かされることはほとんどない。(どうしても確度の高い事故調査報告書を作る必要があるなら、作業員や責任者に免責を与えて事情聴取しないとダメでしょう。実際、スリーマイル島原発事故の時には、一部免責で事情聴取が行われた)


第三に、人間のやることであるから、ヒューマンエラーは、不可避だ。どんなに装置を安全にしても、それを動かす人間の勘違い、設計の見落とし、設定ミス、不良工事は、なくすことができない。どんなに技術が進歩しても、つまらぬ人間の勘違いで、安全装置を外してしまい、事故を起こすなんてことが起きる。


第四に、安全を考慮しても、やはり、想定外の事態はある。原発なら、テロや戦争、大津波や大地震を、想定して設計できるわけがない。30メートルの津波を想定していなかったのと同じように、地震で地面が割れて、原発か大きく傾くなどという事態は、想定していない。想定したら、設計できないからね。


第五に、以上のような困難があるにもかかわらず、少しづつなら、原発は事故の教訓を生かし、安全性が高まる可能性はある。が、その安全性の向上は非常に遅く、大小さまざまな事故を起こして、その教訓を生かし、原発が安全になる頃には、人類が滅亡しているのである。


私は、技術者として、「原発は原理的に安全にならない」と思っている。

| 脱原発日記 | 19:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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