天然ガス

GTCC(ガスタービンコンバインドサイクル)で脱原発

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消された数字20 最終回




惠は理の部屋いにいた。そこは、古びた7階建ての小さなビルの6階の一室。一階には、理の八百屋があった。



惠「で、結局、100ミリで安全?1ミリでも危険?根拠が分からないわ。新聞記事の内容を科学的な根拠で補強しないと、原稿が全て、ボツになってしまうのよ。」

理「100ミリで安全というのは、ICRPの勧告だよ。そして、その勧告は、間違っている。批判的な科学者はたくさんいる。」


「間違っているという根拠は?」
「ええと、それは、批判的な科学者の意見だよ。」


「その判断の根拠は?」
「誠実さだよ。科学者としての。」


「誠実だという根拠は?」 
「それは、妊婦さんとか、子供のことを心配している点だよ。安全教授は、そのことを決して言わないで、隠して、安全宣伝をしているんだ。」


「それじゃあ、ダメなのよ。誠実さじゃダメなの。しっかりした科学的な根拠で原稿を補足説明しないと、全てボツなの。」
「そりゃぁー、困ったね。どうしたらいいのかボクには分からないよ。」


「それでね、理君の意見なら記事にできるわけ。月刊オムツ通信なら、現場の声を大切にできるから。」
「ああ、なるほどね。それで、脱原発の八百屋が語る被曝の危険というわけだ。」


「八百屋はいつからやっているの?」
「2年前から。」


「その前は何をしていたの?」
「大学を卒業してから、プータロウで、歌手を目指していた。」


「これは取材です。まじめにやって!この前、退院祝いで、一緒にカラオケに行った時、もう、ひどい音痴なんで呆れたわ。秋元理は、東大工学部を卒業後、原発関連大手のアケボノ電気株式会社に入社するも、脱原発に目覚め退社。現在は、有機野菜の八百屋の店長。肩書きはこれでいい?」
「なんだ知っているじゃない。ん~ん。前の職場の人を裏切るような事になりそうで、いろいろ世話にもなっているし、前職のことは、書かないで欲しいんだよ。それにしても、どこでそんな事調べたの?」


「私は新聞記者ですからね。こういう事は簡単。27歳。彼女なし。」
「おいおい、なんだよそれ。彼女いないなんて、どうやって調べたの?」


「下の八百屋の店員さんに1時間前に取材しました。」
「。。。。。。。。。」


「今まで付き合ったといえるような恋愛経験なし。」
「はは、それは違うよ。以前同棲していたことがある。」


「え?それで、その彼女とはどうして別れたの?」
「彼女は、交通事故で死んだ。」


「今でも彼女が忘れられない?」
「ああ、忘れられない。」


「ごめんなさい。関係ない事を思い出させてしまったかしら。言いたくないことは、ノーコメントと言ってくれればよかったのに。」
「いや、別に隠しているわけじゃないし、気にしないでもいいけどさぁ。そんな事までいろいろ取材する必要があるの?新聞記事のための取材とは関係ないじゃないか。」


「ごめんなさい。私。理くんのことをいろいろ知りたかったから。だから。。。。じゃあ、肩書きは、八百屋だけにして、

『脱原発運動家、有機野菜の八百屋店長、むっつりスケベ』にするわ」
「なんだよ、その、むっつりスケベっていうのは。」


「むっつりスケベというのは、いま分かりました。さっきから理くんは、30秒ごとに、私の太ももに目線が行くからです。」
「だって、きみの、短いスカート。。。」


「私のこと好き?」
「あれ?? 突然、そういう話になっちゃうの?ええと、それは、ノーコメントと言いたいところだが、いや、正直に言うよ。君の太ももはすばらしい。きれいだ。魅力的だ。しかも、二本もある!ずっと見つめていたい。」


「ちゃかさないで。太ももじゃなくて、私の事が好きかどうかって聞いてるの!私は病室で手を握ってくれた時の理の温かさが忘れられない。毎日、理のこと考えてる。」
「大好きだよ。」




ごめんなさい。終わりです。


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